ETFを定期積立する方法
投資信託の場合は自動積立は簡単だけど、ETFの自動積立ってどうやるの?こんな疑問を解決したい人は必見です。
この記事では、ETFを自動積立するための方法をまとめています。
といってもETFの自動積立だけでは面白くないので、ETFを購入するための資金である米ドルを安く仕入れる方法から説明します。
ETFを定期購入できる証券サービスは、2021年1月11日時点ではSBI証券だけです。
今後もっと使いやすいサービスが出てくる可能性があるかもしれませんが、今のところSBI証券のみですね。
私がETFを購入したい理由は、コモディティ(金、銀、など)を自分の投資ポートフォリオとして組み入れたいからで、実際にSBI証券を利用して金と銀の定期購入を行っています。
ここで掲載する方法を理解いただければ、SBI証券でラインナップされているETFを定期購入できますので、コモディティ以外の商品(人気のVTやVTIなど)も定期購入することができます。
では、ステップ1~5で順番に説明していきます。
なお、ETFを定期購入するだけであれば、ステップ5だけで問題ありません。
ETFを購入するための外貨(米ドル)を事前に購入しておき、その外貨を使ってETFを購入する手順を知りたい方は、ステップ1~5を順番にご覧ください。
このステップ1~5の手順を踏めば、トータルでみて最も安い手数料でETFを定期購入できるはずです。
ステップ1 住信SBIネット銀行(NEO BANK)を開設する
・SBI証券をすでにもっている人は、まずSBI証券にログインします。
・次に、下の図に黄色で囲っている「住信SBIネット銀行 開設」をクリックして(私はすでに住信SBIネット銀行を開設済なので、ログインという表示になっています)、画面の表示内容に沿って住信SBIネット銀行を開設することから始めてください。
住信SBIネット銀行を申し込みをすると数日後には利用できるようになります。
住信SBIネット銀行が開設されて、住信SBIネット銀行にログインできるようになったら、ステップ2に進みます。
ステップ2 住信SBIネット銀行の定額自動入金で、給与口座から自動入金
ご自身の給与口座を指定し、その口座から住信SBIネット銀行に日本円を自動的に定期入金する方法を説明します。
住信SBIネット銀行にログインすると、下のような画面になります。
上の画面の「口座情報・入出金」をクリックします。
すると、下のような画面になりますので、「定額自動入金」をクリックします。
下の画面がでてきたら、毎月自動入金の「お申込み・契約一覧」から、画面の指示に沿って申し込みを進めていきます。
この申し込みは、自分の給与口座などから住信SBIネット銀行に毎月自動的に入金するためのものです。この定額自動入金は手数料がかからないので、有り難いサービスです。また、定額自動入金の設定を解除したい場合も、簡単に解除することができます。
定額自動入金サービスの一例は、下の画面のような感じです。実際の私の設定画面です。
契約一覧という記載がありますが、契約という内容にビビることはなく、解除したければいつでも解除できます。
私の設定では、自分が指定した給与口座から毎月27日に10,000円の引き落としが実行されます。
(引き落としは毎月5日か27日の2つのパターンしか選択できません。)
注意点としては、引き落とされた金額が実際に住信SBIネット銀行に入金されるのは、原則引落日の4営業日後です。私の場合だと、27日の4営業日後となります。
ステップ3 日本円から外貨(米ドル)を自動で定期買い付け
ステップ2では、給与口座などから住信SBIネット銀行に毎月自動で日本円を入金する方法を説明しました。
ステップ3では、ステップ2で入金された日本円で、毎月自動で米ドルを定期購入しする方法を説明します。
住信SBIネット銀行の外貨積立を利用すれば、1米ドルあたりの為替コストが2銭でとてもお得なコストとなっています。
外貨積立を設定するためには、まずは下の画面から「商品・サービス」をクリックします。
下の画面で「外貨預金」をクリックします。
下の画面で「外貨積立」をクリックします。
下の画面で、「お申込み」から外貨積立の申し込みをします。
私の設定では、下の画面のように毎月15日に10,000円分の米ドルを自動的に購入しています。
上の画面で「確認する」をクリックし、あとは出てくる画面に従って、外貨積立の申し込みを完了させてください。
【米ドル買付日のオススメ】
1月や5月などのように月の初旬に祝日が連続すると、ステップ2の日本円の入金が思っていたよりも遅れる場合があるので、日本円が確実に入金されていそうな中旬頃に米ドルを購入するように設定するのがベターです。私は毎月15日に米ドル購入を設定しています。
購入設定日を過ぎたら、米ドルが実際に購入されたかどうか見てみましょう!
下の画面で「残高照会」をクリックします。
下の画面で外貨普通預金のところをみると、96.30USDと記載されているので、10,000円で96.30米ドルを購入できたことが分かります。
ステップ4 購入した外貨(米ドル)を“手動”でSBI証券に入金
ステップ3で購入した米ドルを、SBI証券の口座に移す方法を説明します。
このステップ4で、やっとSBI証券に米ドルを入れることができます。
注意点は、住信SBIネット銀行のホームページからSBI証券に米ドルを振り込む操作はできず、SBI証券のホームページで入金操作をするということです。
下の画面のように、SBI証券にログインして「入金」をクリックします。
下の画面で「外貨入金」をクリックします。
下の画面で、住信SBIネット銀行からSBI証券に入金したい米ドルの金額を指定します。
私は96.30米ドル(つまり、96米ドル30セント)をもっているので、この額をすべて指定します。
SBI証券の取引パスワードを入力し、「振込指示確認」をクリックします。
下の画面で、「振込指示」をクリックします。
振込手数料は0円です。
上の画面で「振込指示」をクリック後、下のような画面が自動ででてきます。
住信SBIネット銀行の方を選択します。
下の画面で、住信SBIネット銀行のユーザーネームとWEBログインパスワードを入力し、ログインをクリックします。
下の画面がでてきたら、内容を確認して進めましょう。
下の画面では、住信SBIネット銀行のWEB取引パスワードが必要です。
上の画面で「確定する」をクリック後、下の画面がでてきます。
下の画面で「このウィンドウを閉じる」をクリックしましょう。
SBI証券にログインして、実際に米ドルが入金されているか確認しましょう。
確認の仕方は次のとおりです。
まず、下の画面で口座管理をクリックします。
下の画面で口座(外貨建)をクリックします。
口座(外貨建)のページに、下の画面のような買付余力が表示されていますので、96.30米ドルが買付余力として存在していることが確認できます。
以上で、SBI証券に米ドルを入れることができました!
ステップ5 SBI証券に入金された外貨(米ドル)で、ETFを自動で定期購入
SBI証券に入れた米ドルでETFを自動定期購入する方法を説明してきましょう!
まずは、下の画面んで「外国株式 海外ETF」をクリックします。
下の画面で、「外国株式取引サイトへ」をクリックします。
下の画面で「取引」をクリックします。
下の画面で「定期買付」をクリックします。
下の画面で、銘柄orティッカーを入力できます。自分が定期購入したいETFを検索してみましょう。下の例では、ゴールドを購入したいのでgldmと入力して検索することにします。
gldmで検索すると、SPDRゴールドミニシェアーズトラストというETFがヒットしました。
上の画面で、預かり区分や、買付日、買付方法などを入力していきましょう。
私は、ETF買付日を毎月26日に設定しています。
理由は、ステップ4で住信SBIネット銀行からSBI証券に米ドルを入金しますが、このステップ4だけは自動化ができないので自分の手で資金を移動させる必要があり、米ドルの買付日(私は毎月15日)のあと、資金移動を忘れてしまいそうだからです。
しっかり管理できる人は、余裕をもった日程にしなくてもよいかもしれません。
私はGLDMの設定を下の画面のようにしています。
決済方法は「外貨決済」としましょう!
ここで外貨決済をするためにステップ1~4で頑張りましたからね。
低い為替手数料(1米ドルあたり2銭)で手に入れた米ドルを使いましょう!
もちろん、米ドルをもっていない人は、円貨決済を選択してもよいです。
ただし、円貨決済の場合は、1米ドルあたり為替手数料25銭が含まれて約定するので、ステップ1~4で手に入れた外貨で決済するほうがオトクです。
上の画面で取引パスワードを入力し、画面の指示に従って進めます。
最終的に無事設定が完了すれば、設定銘柄一覧にて内容を確認することができます。
まとめ
住信SBIネット銀行とSBI証券を活用して、低い為替手数料(1米ドルあたり2銭)で米ドルで手に入れ、その米ドルでETFを購入する方法をお伝えしました。
ステップ4だけ自動化ができないので仕方ないですが、ほとんどの工程を自動で設定できるので、全体的に便利な方法だと考えています。
慣れてしまえば簡単ですので、SBI証券と住信SBIネット銀行を開設して、賢く長期投資に取り組んでみるのはいかがでしょうか。
ゴールドや銀などだけでなく、VT、VTI、VYM、など好きなETFを自分のスタイルで積立投資していきましょう。
【私の設定】
給料日:毎月20日
(ステップ2) 給与口座から日本円を自動引き落とし:毎月27日
住信SBIネット銀行に日本円を自動入金:引き落としの4営業日後
(ステップ3) 住信SBIネット銀行の中で、日本円から米ドルを自動買付:毎月15日
(ステップ4) 住信SBIネット銀行からSBI証券に米ドルを手動で移動:毎月16日~25日の間
(ステップ5) SBI証券に入れた米ドルでETFを自動買付:毎月26日
【具体的なカレンダーのイメージ】
3月20日:給料日
3月27日:ステップ2の日本円自動引き落とし
4月1日 :ステップ2の日本円自動入金
4月15日:ステップ3の米ドル自動買付
4月16日~25日:ステップ4の米ドル移動
4月26日:ステップ5のETF自動買付
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